蛙鳴蝉噪

観劇用備忘録

メタルマクベス-disc1- 13日・アフタートークショー

当初は行く予定がなかったのですが、アフタートークショーが決まりメンバーを見た瞬間に追加していました

本編の感想は後日上げる予定ですが、忘れないうちにトークショーのレポートのようなものを残しておこうと思います

ただ、終始関西弁だったのもあり会話はほぼニュアンスです

こんな感じの事言ってた程度です

話の順番も前後してるかと思います

 

終演後に5分後から開始

司会はTBSの山本アナ

登壇者:橋本さとしさん・橋本じゅんさん・粟根まことさん

開始直後、客席の方へ来て盛り上げてくれる御三方ですが、特にオチは無いとの事で椅子まで戻られました(笑)

 

ご挨拶

さ「橋本さとしのほうです」

じ「じゅんのほうです」

粟「まことのほうです」

じ「(苗字)かぶってないから」

 

ここから「さとしのほうです」「じゅんのほうです」のやり取りが生まれた経緯のお話

共通の後輩オトキチ君のお母さんに電話で「橋本です」って伝えると「じゅんとさとしどっちだ」となり「じゅんです」って言うと電話をガチャンって切られる

悪い友達だと思われていた

オトキチ君の卒業祝いに焼肉を食べに行ったのにオトキチ君に奢らせる

温泉旅行に3人で行って大手に就職決まったのに「お二人のように自由に生きたい」と言って仕事をやめてしまい。それ以来、オトキチ君のお母さんに電話をガチャ切りされるようにまたなってしまった

さ「中学・高校と一緒だったからそれまでは遊びに行くと素麺食べさせてもらってたりしたのに、演劇を始めてから「いつ帰るの」って言われるようになった」

 

兄弟って勘違いされる事がある

粟「嘘で兄弟ってふりしてた時期あったよね」

じ「○○(某飲食店)で××のバイトしてた時に……」

さ「それ言っちゃダメなやつ」

じ「え、そうなの?(客席に)今の聞かなかった事にして」

で、客席爆笑

じ「某バイトをしてた時に、後任をさとしにした。店は「また橋本が来る」って思ってたのに来たのが美青年だった」

さ「説明が大変(めんどう?)だったので」

じ「弟って事に」

さ「兄弟って事にした」

さ「未だに間違えられる事があって、大河でてたよね?って言われて最近は出てないって言ったら去年のって言われたから『佐藤』だ」

じ「『近藤』や!ありふれた苗字を言えば大丈夫って思ってるだろ」

粟「ちゃんとオチをつけるんですよ」

※さとしさんはわざと間違えたわけではないっぽい(笑)

 

山「24公演終わりましたがどうですか」

さ「カーテンコールでは両足がつりそうになってて」

とここで立ち上がって足がガクガクしてるのを様子をやってくれるさとしさん

席に戻る時に、じゅんさんが足元のペットボトルを倒さないように避けてくれてたのをみて、自分の椅子の下が濡れてるのに気づき

さ「椅子の下がなんかびちょびちょになってる、お漏らししたみたいになってるなんでや」

この後は21年ぶりに戻ってきてという話

さ「粟根さんとの立ち回りの時に「粟根さんだぁ」って気持ちになる」

じゅんさんとは10年くらい前に共演してる

粟「12年前に「噂の男」で漫才コンビの役をやってた」

じ「詳しいな」

粟「メタルマクベスの初演も12年前で同時期にやってた」

じ「さすが歩くコンピューター」

じ「去年もレミゼスペシャルカテコで…これも言っちゃダメな話?」

さ「これは大丈夫だと思う」

じ「レミゼで共演してる。家も近いので久しぶりって感じもしない。でもたまに照れくさくなる」

じ「21年前の最後のセリフって覚えてる?ドラゴンロックの1で(客席に)ドラゴンロック観た人?」

拍手がチラホラ

じ「いるんだー」

さ「じゅんさんとの立ち回りでグーとかパンチとかキックとかやってて」

じ「グーもパンチも一緒や」

粟「21年ぶりに戻ってきてもアホのままで帰ってきてくれて嬉しい」

さ「じゅんさんのアイスラッガーでやられて「あ~~~」が最後のセリフ」

 

山「初めての回転劇場はどうですか」

さ「立ち回りで平行移動じゃないから、慣れるのに苦労しました。早めに劇場入りできたので」

粟「2週間前」

さ「2週間あったのでなんとかできました。今のところ迷子にもならなくて済んでます」

粟「それはスタッフに案内されてるからでしょ」

さ「あと、ずっと出てるので楽屋に戻らないから迷わない」

司会「じゅんさんと粟根さんは髑髏城にでてましたがいかがですか」

じ「楽屋への道は一つだってわかってるけど、セットが変わってるからわからない。アドバンテージはゼロです。2と3に出る人も覚悟した方が良い」

粟「髑髏城は時代劇だったから現代的なものは置けなかったけど、今回は近未来の話だから舞台上にスピーカーとかが置けるので音が違う。髑髏城の時は上にあるスピーカーだけだった」

 

山「好きなシーンや歌はどれですか」

さ「キャラメルの歌。バラードは21年前じゃ歌えなかった。なにか還元(恩返し?)できる物があればと思っていたけど返せたと思う」

粟「帝劇とかに出ててバラード歌えるようになって帰ってきたのにグーとパンチって言っちゃうようなアホのままで帰ってきてくれてうれしい」

 

じ「キャラメルの歌」

粟「キャラメルの歌」

じ「(山本アナに)何が好き?」

急にふられて戸惑いながら、全部よすぎて~とかなんとかではっきりしないまま終わらせようとしたところを

じ「で、結局なにが好き?」

ちょっと意地悪なじゅんさん

 

どこだったか忘れたけど

粟「関係ないけど、一昨日この3人って昔ゲームの声を一緒にやってたメンバーなんだって思い出して。テリー・ボガードアンディ・ボガードで兄弟で七枷社」

さ「『OK』とかね」

とせっかくやっていただいたのですが、客席の反応が薄く

さ「テリーは人気がうすのかな……」

とちょっと寂しそうでした

※自分も声優やったってことまでしか知らず、セリフはわからなかったです

バンドが凄いって話もありました

最後の20分間ぐらいは演奏しっぱなしとの事です

 

最後に一言ずつ締めの挨拶して終了でしたが、うろ覚えすぎて残せないです

終始笑いの溢れる楽しいトークショーでした。

終演後で疲れているのに楽しいお話をたくさん聞かせて頂き有難う御座いました

メタルマクベス-disc1- 感想

メタルマクベス観てきました

まずはコレを言いたいです

 

橋本さとしさんお帰りなさい

 

新感線を初めて観たのが五右衛門ロックな私はさとしさんがいる頃を知らない。でも、五右衛門ロックを観る前に「噂の男」を観ていてじゅんさんとさとしさんが一緒に舞台に立っているの観ていた私は、新感線の舞台に立っているさとしさんを観てみたかったという気持ちをずっと持っていました

その願いは叶わないのかもしれないと思う気持ちもありました

でも、今回それが叶ったのです。新感線でじゅんさんとさとしさんの掛け合いが観れたのです。ありがとうございます。

 

2回観た感想としては、良く廻るというか良く動く。極髑髏でもありましたが横だけでなく縦に動いてると勘違いするところがあったりして、三半規管弱い人は酔うかもしれない。と、言いつつ10分で車酔い、酷いとエレベーターや電車で酔う事もある私は大丈夫でした。舞台の日は十分な睡眠をとって観に行ってるというのもあると思いますが、4時間ずっと楽しめるので酔う暇がなかったです

心配な方は十分な睡眠と酔い止めをご準備ください

体調悪いのがぶっ飛ぶくらい面白い作品だけど、体調万全で観る方が絶対に良いです

 

 

※※※以下、ネタバレ有の感想になります※※※

 

 

 

disc1を観る前に松岡版マクベスを読んだのですが、メタルマクベスってちゃんとマクベスなんですよね

設定を変えているのにマクベスで物語が進むにつれて苦しくなってくる

欲深く強かな妻と欲はあるけど小心者な夫という、似ていない夫婦にみえて実際は2人とも精神的に幼い似た者夫婦が魔女の予言をきっかけに壊れていくのが観ていて苦しくなってしまった

夫人は弱い夫を甘やかしたり叱咤する事で自分を保っている部分もあったと思うので、夫が自分から離れて魔女の言葉ばかりに耳を傾ける様になった事で少しずつ壊れていき王の暗殺をした事への重圧に耐えきれなくなってしまったし、寂しいという気持ちを素直に出す事が出来ず怒りにすり替わってしまっている印象がある。

初演はゲキシネで1回観てるけど「夫人のため息」が初演は「憂い」だとすればd1は「怒りに隠された寂しさ」で、地下室でCDを聞いているランディにイタズラして叫ぶランダムスターに見えないところでアカンベーしてたりするのもとても子供っぽい(この時のはまめぐさんがとても可愛い)

強くてかっこいい自慢の夫、自分にだけは甘えてくる愛しい夫はいなくなってしまいなんで?って思っていたところに、その原因が自分が王の暗殺をそそのかしたからって言われてしまって本当に壊れてしまったのかもしれない

妻が壊れてしまっても「前に戻れる」って気持ちがあったランダムスターは「貴方も病気だもの、看護はイヤ」って言われたことで妻が自分から離れてしまっている事にやっと気づいて1度目の喪失を味わう

追記

LVみて夫人の心が離れてしまってるっていうのは違うかもなって感じた

 

寂しいという感情が怒りにすり替わってしまっているのは、ランダムスターも同じでそうゆうところでも2人が似ているなと感じる。

「死ぬのは今じゃなくてももっと相応しい日があったのに」みたいなセリフがまだ噛み砕けていないのでこのセリフについても考えたいなって思う

 

もっと書きたい事がいっぱいあるけど、LVまえにこの部分は自分の中で纏めておきたかったので取り急ぎ書いてみた

LV終わったらじゅんさんや松下くん、山口さんについても書きたい

書く暇あるかな……

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修羅天魔~髑髏城の七人-Season極-~

初日 3月17日に登城してきたので感想

ネタバレありです

昨年からのドクロイヤーで観劇回数が増えたので残しておこうかな、ぐらいの気持ちで始めた初心者です

感想というより自分用の備忘録なのであしからず

 

 

 

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川原さん大活躍!監督かっこいい、かっこいいありがとうございます。めっちゃ好き、全然脇役じゃないメインじゃん!しかもかっこいいなんだよ、ありがとうございます。
真っ先にこれ言いたかった

 

髑髏城の七人だけど、全く新しい髑髏城の七人。新作。って事で期待と不安(期待がだいぶ多目)で観に行った初日。
どうしても今までの髑髏城が頭にある所為で違和感を感じたり、そのセリフをそっちに言わせるのか。って思ったりする部分はあるし、その違和感を感じるのが流れ的におかしいからなのか今までの髑髏城が頭にある所為なのか判断ができない馬鹿なんだけど、それでもそのセリフがある事に喜んでしまうあたりがもう病気。

最後もそれぞれがそれぞれの道を歩きはじめるラストが髑髏城の良さではあったけど、それでもどこかで望んでいた無界屋の再興が叶うエンディング。修羅天魔だからできるんだよね。密かに望んでいたとはいえ今までの髑髏城でやられたら「それは違う」ってなってもの。修羅天魔だからいいんだよね。
天魔王を倒した後に流れる走馬灯演出の天海さんを美しいと思いながら「兄者……」ってなってしまうのを許してほしい

 

天海祐希/極楽太夫
太夫なんだけど蘭でやっぱり捨だった。過去に囚われてて天を狙って天の言葉に揺れて悩むけれど、沙霧に出会い無界屋を好きになり天を倒す事を誓う捨之介。沙霧を助けて沙霧に救われるっていう捨之介と沙霧(丸)の今までの関係と変わらない。天海姐さんの捨之介。関東の風のくだりが、風髑髏と繋がってて蒼の乱じゃん、風捨と修羅太夫で小次郎と蒼真だった

 

古田新太/天魔王・織田信長
思ってたとおりというか、古田さんの天魔王様はかっこいいよ。捨と蘭がいない所為か、変に拗れて天魔王になったわけでは無い悪役って感じの天魔王様。かっこいいんだけど、ちゃんと笑いもとってくれるところが古田さん。着流しで無界屋来ちゃうんかーい!飄々としてるのに圧がある、圧があるんだよ。

 

福士誠治/兵庫】
かっこいい頼れるアニキ、馬鹿だけど(笑)っていういつも通りの兵庫なんだけど、ちゃんと現実を受け止めて1人で立ち直る事が出来る兵庫。夢三郎の強さを認めてて信頼してたからこそ、嘘だった事が許せない。天魔王に利用されてるだけの男になってほしくなかったのかな、無界屋で一番人気の太夫としてちゃんと自立した男として生きていけるのに、ただの駒になってしまうのが悔しかったのかな。とりあえず夢三郎の事ぶん殴ってくれてありがとうだし、狸穴を「なんでもっと早く来なかった!」って殴ってくれてありがとう。

 

竜星涼/夢三郎(夢虎)】
他の誰から認められても父親から認められなければ満足できない可哀そうな子供。どんな気持ちで無界屋に居たんだろう。どんな気持ちで兵庫と義兄弟の杯を交わしたのだろう。父である天魔王の為としか考えてなかったのだろうな。蘭兵衛ポジだとは思ってたから、髑髏党側だよねってのは予想してたから2幕で出てきた時は「やっぱりなぁ…」だったけど拗らせ方的には天魔王要素もあるよね。極の無界屋は春を売ってるっぽいから、父親の為に心を閉じて春を売れる性格は蘭じゃないんだよな。


【清水くるみ/沙霧】
蘭の裏切りから捨の事も疑ってしまうってシーンが無いし無茶をしない沙霧。(霧丸が無茶しすぎでそう感じるだけかも)
同じ山の民で同性ってのと、仕事を任せてもらえたってのもあるのかな。その所為で山奥の変なおっさん2人のコントを観る羽目になるわけだけど(笑)抜け道だけじゃなくて、無界屋の強化や髑髏城のどこを爆発させればいいとか今までで一番熊木衆である事が活用されてる沙霧だったと思う

 

三宅弘城/カンテツ】
アオだアオドクロに出てきたカンテツだ、でもパワーアップしてるw鉄砲を作る事と研ぐこと以外はポンコツ。ポッポちゃんは焼いて食べるものなんですね、完食ですね。ぽっぽちゃん……

 

河野まさと/三五】
5回目(?)の三五。コピペって言われてたけどそれはそれで安定しててとても好きだし、やっぱり花とも風ともちょっと違うし裏切りの美学を夢に語っちゃうのいい。着ぐるみとダンゴムシで風三五を思い出してしまった

 

【川原正嗣/清十郎】
最初に叫んでしまったけど、ほんとに1年以上待った監督ファンにご褒美だったなと、自分は監督担ではないけど川原さんはもちろん大好きなので嬉しかった
しかも水戸黄門の弥七と飛猿大好きな私に刺さる刺さる。意識した衣装とかじゃないのかもしれないけど、好きなんだからしょうがない。

 

【髑髏党幹部】
猛突は中の人ネタなのであろう突然始まるミュージカルに笑うしかないし妙声も右近さん流石です。な声だし、水神坊はメタルさんなのに髪の毛あるななんか妙に髪をシャラン(SE付)ってやるな、これはアレかなって思ってたらやっぱりヅラだったよ!アオネタだっけアカネタだっけ?どっちかであったよね、1回しか観て無いとダメだわ。あと筋肉披露ありがとうございます

 

 

新作だったけど髑髏城の集大成って感じの髑髏城でもあった
使われる音楽や挟まれる小ネタに過去作品をいちいち感じてしまって、髑髏城初見の人でも楽しめるけど、過去作品を観てる人は反応せずにはいられないそんな感じだったな
むしろ修羅天魔で髑髏城デビューした人の感想が気になるし、後から過去の髑髏城見た時の感想も気になる


今後セリフ変更も出てくるだろうし、公演を重ねていく中で変化して更によくなるだろうなと期待してる。特に2幕の兵庫と夢虎のシーンが楽しみ。でも、夢には外道のままでいてほしい無界屋に情は持たずに天魔王への忠誠を拗らせててほしい。