蛙鳴蝉噪

観劇用備忘録

メタルマクベス-disc1- 感想

メタルマクベス観てきました

まずはコレを言いたいです

 

橋本さとしさんお帰りなさい

 

新感線を初めて観たのが五右衛門ロックな私はさとしさんがいる頃を知らない。でも、五右衛門ロックを観る前に「噂の男」を観ていてじゅんさんとさとしさんが一緒に舞台に立っているの観ていた私は、新感線の舞台に立っているさとしさんを観てみたかったという気持ちをずっと持っていました

その願いは叶わないのかもしれないと思う気持ちもありました

でも、今回それが叶ったのです。新感線でじゅんさんとさとしさんの掛け合いが観れたのです。ありがとうございます。

 

2回観た感想としては、良く廻るというか良く動く。極髑髏でもありましたが横だけでなく縦に動いてると勘違いするところがあったりして、三半規管弱い人は酔うかもしれない。と、言いつつ10分で車酔い、酷いとエレベーターや電車で酔う事もある私は大丈夫でした。舞台の日は十分な睡眠をとって観に行ってるというのもあると思いますが、4時間ずっと楽しめるので酔う暇がなかったです

心配な方は十分な睡眠と酔い止めをご準備ください

体調悪いのがぶっ飛ぶくらい面白い作品だけど、体調万全で観る方が絶対に良いです

 

 

※※※以下、ネタバレ有の感想になります※※※

 

 

 

disc1を観る前に松岡版マクベスを読んだのですが、メタルマクベスってちゃんとマクベスなんですよね

設定を変えているのにマクベスで物語が進むにつれて苦しくなってくる

欲深く強かな妻と欲はあるけど小心者な夫という、似ていない夫婦にみえて実際は2人とも精神的に幼い似た者夫婦が魔女の予言をきっかけに壊れていくのが観ていて苦しくなってしまった

夫人は弱い夫を甘やかしたり叱咤する事で自分を保っている部分もあったと思うので、夫が自分から離れて魔女の言葉ばかりに耳を傾ける様になった事で少しずつ壊れていき王の暗殺をした事への重圧に耐えきれなくなってしまったし、寂しいという気持ちを素直に出す事が出来ず怒りにすり替わってしまっている印象がある。

初演はゲキシネで1回観てるけど「夫人のため息」が初演は「憂い」だとすればd1は「怒りに隠された寂しさ」で、地下室でCDを聞いているランディにイタズラして叫ぶランダムスターに見えないところでアカンベーしてたりするのもとても子供っぽい(この時のはまめぐさんがとても可愛い)

強くてかっこいい自慢の夫、自分にだけは甘えてくる愛しい夫はいなくなってしまいなんで?って思っていたところに、その原因が自分が王の暗殺をそそのかしたからって言われてしまって本当に壊れてしまったのかもしれない

妻が壊れてしまっても「前に戻れる」って気持ちがあったランダムスターは「貴方も病気だもの、看護はイヤ」って言われたことで妻が自分から離れてしまっている事にやっと気づいて1度目の喪失を味わう

追記

LVみて夫人の心が離れてしまってるっていうのは違うかもなって感じた

 

寂しいという感情が怒りにすり替わってしまっているのは、ランダムスターも同じでそうゆうところでも2人が似ているなと感じる。

「死ぬのは今じゃなくてももっと相応しい日があったのに」みたいなセリフがまだ噛み砕けていないのでこのセリフについても考えたいなって思う

 

もっと書きたい事がいっぱいあるけど、LVまえにこの部分は自分の中で纏めておきたかったので取り急ぎ書いてみた

LV終わったらじゅんさんや松下くん、山口さんについても書きたい

書く暇あるかな……